| 堺ブロックチーム 村田 稔神父 皆さん明けましておめでとうございます。紙面をお借りして、ブロックの皆さま一人一人に、お祝を申し上げます。また新しい年を迎えることになりました。毎年正月は気を新たにし、希望に満ちるのですが、今年はいつも以上に二つの点で特別な気がします。 一つは、教皇様が宣言なされた「信仰年」の正月であるからです。与えられた信仰の恵みを感謝し、神への信頼をより確実なものとし、聖体祭儀をより意味深く祝うことで、うちに生きてくださる神の命をより堅実なものとし、神のいつくしみを私たちの日常生活で実践できるように励みましょう。 二つめは、私たちの先人たちが、なみなみならない努力と功績で築いてくださった共同体を、より神様の心にふさわしいものとし、次の１００年に向かっていける大切な１年になるからです。外向きだけのお祭りになることなく、内面の充実したお祝いになればと思います。そのためには、私たち一人ひとりが、個人としてまた共同体として、信仰の中身を振り返り、こころをひとつにして、また心を新たにして神を賛美し礼拝し、共同体のために祈ることが望まれます。ミサ典礼文（第三奉献文）の中で、「いつくしみ深い父よ、あなたの子がどこにいても、すべてあなたのもとに呼び寄せてください」と祈ります。あなたの身内のためにも祈ってください。この一年間で、あなたの身内の一人でも、また教会に迎え入れられたら、すばらしい「信仰年」の実りと言えるでしょう。たゆまず・ひるまず・しつこく祈り続けましょう。 この一年が神様のいつくしみに満たされ、実り豊かな年でありますように、微力ながら祈らせていただきます。 |