堺ブロックに来て…
堺ブロックチーム パトリック神父 ご存知の通り、今年４月から堺ブロック共同宣教司牧チームメンバーとして、また大阪JOCの担当者として派遣されたフィリピンのセブ出身のパトリック・カストロベルデです。よろしくお願いします。 堺ブロックに入ってから、まだ２ヶ月しか経っていないのですが、なぜか４教会（堺、金剛、泉北、橋本）の環境に急速に慣れ、皆のリズムに既に乗り込まれているように感じています。それは皆さんの暖かさ、優しさ、そして美しさのおかげだと思います。 例えば、ただ一回だけではなく、何回もかぞえ切れない位私のために歓迎会をして頂いたことに大変感激したのです。正直、食べ物、飲み物のような皆さんの愛情に非常に満たされていると言っても言い過ぎではないでしょう。このようなことがあったからこそ、私の心の中で何とも言えないほど幸せになったのです。本当に感謝します。 JOCの担当者と同時に共同司牧メンバーという大きな任命を頂いた私は半人前の司祭として完全に全うすることが出来ないと思います。けれども、自分の弱点を認めながら、お互いの弱さを支え合い、共に働けば、どんな重い任命でも必ず実現されると私は固く信じています。教会はそのものです。個人的でなく共同責任であり、共同体の努力や協力により変わっていくのです。やはり、一人一人の協力は間違いなく教会の変化となる器です。 わたしにとって派遣された堺ブロックは新しい庭のようです。そこに私が植物のように植えられています。「神様が植えたところで咲きなさい。置かれた場所で咲きなさい。」とシスター渡辺和子のベストセラーになった著作で述べておられます。花そのものが自然に咲くことが出来ません。水、日光、世話と良い環境さえあれば、花がキレイに咲くのです。 同様に、私たち人間は愛である水、希望である日光、周りの協力である良い環境、世話してくれる方である神様なしでは、いくら頑張っても生きていけないのです。花のような自分を咲かせるためには愛、信頼、信仰、協力、そして神の導きと恵みが何よりも必要不可欠です。 堺ブロックの皆さん、私たち一人一人がどこの教会でも置かれた場所で共に頑張って咲きましょう。これからもよろしくお願いします。 |