| 洗礼を受けて７年余りが過ぎました。今では信徒の皆さんに助けられて、共に過ごすことが出来ていることに本当に感謝しています。 これは、信徒になって５年後のことですが、２０１４年４月１日から神戸バイブル・ハウス主催の「バチカン・アッシジ巡礼の旅」に、妻と共に参加しました。 旅の２日目に、「ローマ教皇一般謁見」に参加する機会がありました。教皇フランシスコが就任されてから、１年余りの時です。これは、私にとっては洗礼を受けてから、一番印象に残ることでした。 カトリック教会の総本山でもある、サン・ピエトロ大聖堂で行われましたが、私達は特別に大聖堂の中を、日本から来られている信徒の方によって、説明を受けながら見せて頂くことができました。サン・ピエトロとは、イタリア語読みに由来する「聖ペトロ」であるとも教えて頂き、その後、私達はずいぶん沢山の信徒たちが集まっておられる広場の少し高い所に、特別な席を用意して頂きました。 その後、教皇さんが入って来られると、サン・ピエトロ広場に集まった大勢の信者と共に祈りと祝福をされました。終り近くになると、そんな中を教皇さんが信徒たちの中に入られ、母親に抱かれた小さな子供たちには、より熱い慈しみの祈りをされておられるのを見かけ、本当に温かみを感じました。 私達は今、このような暖かい言葉や、助けをしているでしょうか。私自身が出来ていないと、思い起こさせられました。正直に言えば、誰もが私もそうだと、思われることもあるのではないでしょうか。しかし、何も他人と比較することではないと思います。自分が、どこまで「温かい一言」や「思いやり」「手助け」などが出来るかを考え、実行していくことが大切なのだと思います。 この巡礼の旅によって、多くのことを教えられたことを、絶えず思い出して生きていくことによって、本当の自分をさらに見直していくように、心掛けていきたいと思っています。 「教皇フランシスコと共に祈る」は、私たちが教会のミサに参加することによって、また来られない方は“祈る”ことによって、分かち合うことができると思います。 私達は皆、これからも教皇フランシスコのメッセージを心に留めていきたいと思います。 教皇さんのメッセージは、一般新聞にも時々掲載されますが、「カトリック新聞」なら、さらに詳しく、早く知ることが出来ます。教会にもファイルしてありますので活用したらよいと思います。 |